スーパー銭湯の一コマ
今年は少し暖冬らしいのですが、やはり寒くなってくると銭湯などに行きたくなってきます。
人それぞれ、銭湯に行って入り方のパターンがあると思います。
湯舟にはあまり浸からずに、短時間で出てくる人
岩盤浴でじっくり過ごす人
とにかく色々な浴槽を楽しむ人
色々なパターンがあって、色々な銭湯があって本当に良いですね。
僕のパターンは、念入りに体を洗ってから、露天風呂でとにかくじっくり浸かって、それからサウナと水風呂の交互浴を行います。
だいたいこれで2時間くらいは入り続けています。
これが、僕にとっては気持ち良いです。
男性と女性とでもどうやら入るパターンは違うそうです。
男性は何といってもサウナ好きな方が多いです。
それに比べて女性はあまり高温でじっと耐えて我慢、というよりはもう少し低温でじっくりと、
というほうが良いようで
近所のスーパー銭湯でも、男性は高温サウナにロウリュサービス(店員さんがサウナ内で大きな内輪のようなもので熱風を客に浴びせるサービス)があるのですが、女性風呂にはロウリュが無く、60度程度の低温サウナに塩が置いてある、塩サウナというものがあります。
身近な方々に話を聞いても、女性はゆっくりと時間をかけて温めていくのが好みの方が多いです。
それに比べると、男性は短時間で高温で温めていくサウナが好みの方が多いようです。
そのサウナなんですが、男性サウナの中はなかなか面白いです。
僕もよく行っているのですが、ある種独特ですね。
なんか、修行のような場と化しています。
サウナに入っていくと、汗をダラダラかいて、うなだれるようにして苦悶の表情を浮かべながら耐えている人が多いです。
気楽にゆったりのんびりというよりは、時折「フーーーッ!」というため息をして、壁にかけてあるタイマーを見ては「まだ、こんな時間で出ては意味がない!」といわんばかりに厳しい表情でテレビを眺めている。
自分が満足する時間、耐えることができれば、自分へのご褒美のように水風呂に向かいます。
そして、一旦身体を冷やした後、また気合を入れて疲弊した背中を見せながら、サウナへと消えていきます。
こんな光景が広がっています。
これは僕自身の入り方なんですが、こういう人は多いですよね。
なぜ、ここまで苦悶の表情を浮かべて苦しみながら続けるのか・・・
耐えて、耐えて、耐えしのいだ後のビールがこれまた美味しいんです。
自分が車の運転の時はもちろん清涼飲料ですが、これでも一気に飲むドリンクが美味しいんです。
あまり、健康に良いとは言えないかもしれませんが
でも、知らない方々が集まるサウナでもちょっとした優劣があります。
長くサウナに入り続けることができている人が、なんか偉いような感覚になってしまいます。
自分よりも先にサウナに入っている人がいて、その人より先にサウナから出てしまうと負けたような気がします。
時々、僕が入っている最中に若い方が2~3人位、興味本位で
「うっわ~!アッツ~!」
なんて言いながら入ってきて、2分もたたないくらいで出ていくと
「フンッ! まだまだ若造やな」
なんて思っていたりもします。
何と勝負しているのかよくわかりませんが。
そういえば数年前のスーパー銭湯での話ですが・・・
僕は身体を洗っていました。
身体を洗いながらふとお尻をみると、なにやら皮膚の一部が黒くなっていて
何かと思ってよくよく見ると
油性ペンで書かれた大きなニコちゃんマーク!?!?!!??
そういえば、銭湯に行く前日に嫁とけんかをしていて、 おそらくその日の晩、僕が寝ている最中に腹を立てた嫁が僕のお尻にニコちゃんマークを描いたみたいです。
それを知らずに、お尻にニコちゃんマークの中年のおっさんが銭湯を歩き回っていたわけです。
洗って消そうとしてもなかなか落ちてくれません。
ずっとお尻ばかり洗っていても変な人と思われても嫌なので
お尻にニコちゃんのほうが変な人と思われるかもしれませんが。
開き直って、どうせ周りは知らない人ばかりやし良いかと思って、そのままにしてゆっくり過ごしました。
ちなみに、できる限り他人の目は見ることができませんでした。
銭湯に行くときは、色々と色々とチェックをしてから入るようにしましょう。
経験者からの切実な忠告です!
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