フォーレ “バルカローレ第9番”
フォーレのバルカローレの中でも旋律が気に入って練習している曲です。
暗くゆっくりとした旋律から美しく流れるような旋律に変化をしていくとても美しい曲です。
この曲はフォーレのバルカローレの中でも一番美しい曲と評価されているみたいです。
曲の最初から一つの旋律が流れてきますが、すべてこの旋律の変奏曲という点がフォーレが天才と思わせるところです。
同じ旋律でこれほど表現が変わるのか、知らずに聴いていると僕には全然わかりませんでした。
暗く悲しい表現から、美しい表現まで、すべて同じ旋律とは思えないです。
ただ、弾いてみるとやっぱり難しいです。
一番難関だったのが左手の動きです。
この曲は主旋律が右手・左手と入れ替わりが激しいです。
そのために左手に相当複雑な指の動きが求められます。
今まで練習した曲の中で左手の複雑さは僕の中では一番かもしれません。
複雑ながら旋律を流れるように弾かなければなりません。
ただ、僕の左手はなんせ硬いです。
動きが速く、複雑になると途端に硬さが際立ってしまい曲調を崩してしまいます。
もちろん、ミスタッチは当たり前です。
それ前提で弾いているようなもので、ここでも基礎不足を痛感します。
右利きでピアノをしている人が一度は考えたことがあるのではないか、と思うことがあります。
「左利きがうらやましい!」
左利きの方、スイマセン。
左利きの方はその方なりの悩みがあるかもしれませんが、スムーズに動いてくれない左手に対していら立ちを感じます。
自分の練習不足を差し置いて
結局、指の分離性を高めるよう、ゆっくりと練習をしていかなければならないでしょうね。
フォーレ “バルカローレ第9番”
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