秘密を守るための緊迫感

僕の秘密というのはそんなに深刻な事なのか


風呂上がり、洗面所でヒゲ剃りをしていると

また始まった

嫁の追求
「あんた、またからあげくん食べたやろ!」

「食べてるわけないやろ」

「ベランダに出ていった形跡がある!あんたがベランダ行く用なんてないし、行くときは¥%#$€>〆〒々々・・・・・・」

と名探偵ぶりを発揮して、からあげクンを食べているのではないかという状況証拠をどんどんとあげてくる。

相変わらず僕は
「そんなん言われても、食べてないもんは食べてない!」

と言い

「だったらあのスパイシーな匂いはなんや?」

とさらなる厳しい追求

実はスパイシーなモノは食べてない。
これは絶対にカマをかけてきている

少しの秘密のためにこんなに厳しい追求を続けてくるのか

相変わらず
「何も食べてない!」

と言い続ける

そういえばと、以前島田紳助がテレビで

「女性と一緒にいる時にタイミング悪く、ドンピシャな瞬間を目撃されたとしても浮気を認めてしまったらアカン!  意地でも、どんな状況でも認めてしまったらアカン!」

と言っていたなぁ

僕も、ここは意地を張らなければならない


「からあげクンなんかは食べてない!」

何をつきつけられても

「からあげクンなんかは食べてない!」

ずっと言い張る
認める事はできない

嫁も執念深くしつこい

寝る前にも言ってくる

「もうわかってるで〜 早く吐いて楽になり〜」

「しつこい!からあげクン食べてない言うたら食べてない!」

まだまだ折れる事はできない
緊迫したやりとりはまだ続く

気は抜けない

ひと時の楽しみを失うことはできない

嫁もしつこく食い下がるが、少しずつトーンダウンしている 

言うてる間に寝てしまった

なんとか秘密は死守

からあげクンは食べていない

ファミマのチーズ入りメンチカツを食べた

それはバレてない

夫の秘密はこうしてまた守られる

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