歌うように弾く

よく、ピアノで
"歌うように弾く"
なんて言われますが、どうでしょう?

言われた方は
「そんな一言で簡単に言うけれど😥」
と思いますが、難しいですね。

ある意味、音楽をする上で一番難しいのではないでしょうか?

一言で言われても、あまりにも抽象的で、おそらく、教える方も先生によっても全然違うでしょう。

例えば、ド・レ・ミの音を出すだけでも全然変えられます。

ドとレの間に少しためを入れつつミの音を抜くように弾く、

出だしのドの音を響かすようにして重々しく弾く

など、3つの音だけでもどんなにでもなってしまいます。

響かす
軽やかに
なめらかに
荒々しく

などなど

表せないほどたくさんの表現方法があります。

歌うようにと言われても、これは最低限でこれ以上のことも含めて、この「歌うように」と言う一言で片付けられてしまいます。

まーー難しいです。

最近、自分の弾き方で気づいたのですが、どうも感情の出し方と肘の動きが密接に連動してるような気がします。

少し前から肘の動きをすごく意識しています。
以前に肘について書いた記事です。
肘の動きはそのまま身体の動きとつながってくると思うのですが、感情も僕の場合ものすごくつながってるようです。

歌の場合、サビが近づいて旋律か上がっていき、盛り上がってくると、喉を広げて張り出すように、かつレガートに、とかいうように表現します。
それをピアノの場合、僕はどうも肘でコントロールしてるようです。

実際に指導の場ではどのようになってるのかわからないので、ほかの方などがどうなのかがまったくわからないのですが、旋律が盛り上がって上がってくると、肘も広がるように上がってきます。
旋律がかっちりと硬く、陰鬱な雰囲気では、肘をすぼめて、身体全体を固めて弾いてます。

こんなものなんでしょうか?

どうも、肘で自分の弾きたい感情を指揮しているようです。

あくまで、僕の場合ですが。
なので、僕の場合、

歌うような曲の抑揚=肘の動き

こんな感じでしょう。肘の動きを、ダイナミックに使って表現する。

色々な弾き方があって、どれが正解なのかわかりませんが、今の僕にはこれがあってるようです。

とはいえ、実力とは別次元の話ですが。

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